2022年5月20日をもって、平松玉江前代表理事から引き継ぎ、代表理事を拝命した愛知医科大学の青山恵美です。
日本感染管理ネットワーク(ICNJ)の発展に貢献できるよう努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
ICNJは、感染管理実践に関する知識とスキルの向上をはかり、会員相互の交流と連携を通して、保健医療福祉における感染管理の実践を推進することを目的に2003年に設立され、まもなく20周年を迎えます。103名であった一般会員は、現在1,836名となり、法人会員の数も18社から85社となり、2022年は記念すべき10回目の学術集会を開催することができました。尽力いただきました会員の皆様には心からの敬意と感謝を表します。
さてICNJ創設からこれまでの間、私達は様々な新興・再興感染症の危機に直面し、各々の現場で感染管理の役割を果たすべく奮闘してきました。とりわけこの2年余りのコロナ禍では、顕在化したニーズ、様々な感染リスクに対峙することとなり、危機的状況下での感染管理を担う看護職の必要性は広く社会に認識されることとなりました。また、自施設だけでなく、近隣の医療・高齢者施設などへの支援や地域連携、行政との連携など活動の範囲も飛躍的な拡大を遂げています。
設立20周年を契機に、ICNJの更なる躍進に向けて、これまでのICNJの活動を評価しつつ、ICNJのあり方として、会員の皆様への活動支援と、より社会に貢献できる人材育成の一助になるべく取り組んでいきたいと考えています。そのための一歩としまして、ICNJは2021年度より、委託事務局の変更を行い、委員会制度を発足し、活動内容を整理・検討しております。感染管理を担う皆様の実践や知識・スキルの向上につながるような情報発信、教育・研修を展開していく所存です。
これまでICNJの活動を支えていただいている会員の皆様に加え、新たに感染管理に係る教育課程を修了される皆様、共に働く感染管理に興味のある看護職の皆様にも多数入会いただき、開かれたICNJを目指して参りますので、ご支援とご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
2022年6月吉日
代表理事 青山 恵美